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レオパレス21が偽装建築 日刊ゲンダイ
藤原紀香のCMで知られる不動産会社「レオパレス21」(東証1部)の建物が手抜き偽装であることが明らかになった。土台と建物を接続するボルトが打ち込まれていないなどの違法建築だが、日刊ゲンダイ本紙が取材を始めると大慌てで補強工事を始めたのである。

 耐震偽装のズサンな手抜き工事が明らかになったのはレオパレスがシルバー事業として昨年3月にオープンした介護施設「あずみ苑 平沢」(東京・あきる野市)。この建物の内装工事に携わり、手抜きの一部始終を目撃した三国建築設計工房(本社・藤沢市)はこう告発する。
「コンクリートの基礎と建物の土台を接続するアンカーボルトがまったく打ち込まれていないのです。基礎の下のスリープ(配管)を補強する太い鉄筋も入っていない。補強筋がないと強度不足で小さな地震でもコンクリートが崩れてしまう。窓のサッシも木造建築用の安物で規格外。耐震偽装以前に、明らかな建築基準法違反です。非破壊検査を実施すれば鉄筋やアンカーが入っていないことは一目瞭然。この施設は建て替えるしかありません」
 実はこの建物を設計した建築事務所からもクレームがついていた。オープン直前の05年12月末に、こんな施工指示書が出されていたのだ。
〈土台は無残にも酸素ガスで大きく穴が開きそのまま。メーカーとして、施工管理者としてどのような判断を下したのか〉〈土台にあけられた穴は錆(さび)止め処理もない。湿気を持つ木屑(きくず)がそのまま放置されている〉〈壁のアンカーはなぜかナット締めではなく溶接。善処を求めたが現場調査ではそのまま〉〈サッシの隙間には木片をはさみ、いかにも脆弱(ぜいじゃく)さを感じる〉
 レオパレス側はこの指摘にもとづいて工事をやり直し、東京都あてに報告書を出している。ところがこれもインチキだった。
「新規にアンカーを設置しなければならないはずが、ナットを土台の上にポンと置いてアンカーに見せかけているのです。プロが見ればすぐに分かります」(三国建築設計工房)
 この施設を認可した東京都では「検査済み書が提出されていて、書類に不備はない。建築基準はクリアしている」(福祉保健局高齢社会対策部)と言う。
 レオパレスはどう答えるのか。日刊ゲンダイ本紙が5日に取材を申し込んだところ「忙しいので取材は8日か9日なら応じる」(広報室)の回答だった。
 ところが、6日に現地に行ってみると、なんと工事用トラックが横づけされ、背広を着た男の指示で作業員が壁をはがし、鉄杭を打ち込んでいたのだ。
 介護施設の入居者も「急に工事が始まりました。一体何事でしょうかね」と首をかしげる。
 改めてレオパレスに問い合わせると今度はこんな回答が返ってきた。
「補強工事? 何の工事かなんてこちらで把握してませんよ。我々は他にも仕事があって忙しいんだ。好きなように書いて下さい」(広報室長)
 レオパレスはニワカ補強工事で偽装をゴマカすつもりなのか。

転載終

本当のことなら、とんでもないことになる。姉歯やアパの耐震偽装問題も大変なことであるが、レオパレス21の建物は木造住宅が大変多いのだ。2階、3階建てのマンスリーパレスの様な建物が多いからだ。短期で住むことができるタイプの小振りな建物が多い。
思い返して欲しい。阪神淡路大震災を。あの時RC造のビル、マンションの崩壊もあったが、死者を沢山出したのは木造住宅の崩壊と火災によるものが殆どを占めている。あの地震による木造住宅の崩壊の大きな原因の一つに基礎の不具合がある。木造住宅の場合、土間に基礎(コンクリート)を打設してその基礎の上に土台(角型の材木)を配置し、更にその上に柱が乗っかって、柱に梁が繋がって建物が構成されていくのだ。従って地球の重力がある限り一番重要な部分はこの基礎~土台~柱部分の強力な繋がりが必要なのだ。そのため、安心できる建物は基礎から土台を貫通して柱までを一本のステンレス製のボルトで緊結しているのだ。大地震の縦揺れがあったときにこのボルトが入っていないとどういうことになるか???分かりますか?
・・・・・・・・・・・・
机の上で頬杖を付いた状態で、頬杖の肘を横からポーンと払うとガクンッと頭が下に落ちます。まさにこれとおんなじことが建物でも起こるのです。土台にホゾや釘だけで乗っかっている柱が一本でもスッポ抜けると、驚くほど簡単に建物は崩壊するのです。阪神淡路大震災の後の調査で、木造住宅の崩壊の殆どがこの基礎部分の金物(ホールダウン金物)が無い建物の崩壊が数多く見られたわけです。レオパレス21の建物にはこのホールダウン金物が設置されていない可能性が高いのです。すさまじい勢いで増殖するレオパレス21の建物ですから、厳しい工期の中で超短期間に建物を完成させる必要があるのでしょう。一番最初の基礎工事の時点で金物をコンクリートに埋め込む必要があるため、土台~柱の位置を寸分狂わないで設置していくのは多くの経験と勘、そして何よりも丁寧な、時間を掛けた施工が必要なのです。怒涛のように建物を作っていくレオでは到底無理があると思います。
もう一つ問題なのはこの大変重要なホールダウン金物の設置は建築基準法では義務付けられていないのです。義務化されたのは3階建て以上となっています。従ってどれだけ施工会社が真面目に顧客思考で品質の高い建物を作るか、にかかっているわけです。
これだけ沢山の建物を抱えるレオが基礎工事不良が現実的だった場合、阪神淡路大震災並みの震災が都心に起きたら・・・・・・・

とんでもないことになることは間違いないでしょう。
速やかに補強工事を実施しないと多数の死者が出ることでしょう。
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